食品工場では、作業員が白衣を着用する必要がありますが、最近は白衣も通販で購入することが可能です。しかし、工場の場合は大量に購入しなければならないこともあり、通販でも大丈夫なのかと不安を感じることもあるでしょう。
そこで、今回はどんなサイトで通販を行っているのかや、通販のメリット・デメリット、そして通販で購入できる白衣の種類などについて紹介します。
食品工場で使う白衣はインターネット通販で購入することができますが、実はその通販サイトにも種類があります。大きく分けると、白衣を専門に扱っている専門店と、事務用品や作業用品などを総合的に扱っている非専門店の2種類があると言えるでしょう。
もちろんどちらの種類のお店でも白衣を購入することができるのですが、両者には大きな違いがあります。それは何かというと、刺しゅうや裾上げなどの加工を請け負ってもらえるかどうかの違いです。専門店では加工料金を支払うことで、希望する加工を行ってもらうことができますが、非専門店ではそれができない場合が多いと言えるでしょう。
食品工場では、白衣に会社名やロゴマークなどを入れることがありますが、その必要がある場合は刺しゅうなどの加工もできる専門店を選ぶ必要があります。しかし、特に加工の必要がなく、そのままの状態の白衣でいいという場合は、専門店と非専門店のどちらを選んでも構わないと言えます。
また、何の加工もしていない白衣を購入して、刺しゅうなどは別の会社に依頼するという場合も、専門店にこだわる必要はないでしょう。
食品工場の白衣をインターネット通販で購入するメリットは、「さまざまなお店を比較検討しやすい」ということです。ネット上には白衣を扱っている通販サイトがいくつもあるため、値段やサービスなどを簡単に比較検討することができます。
ですので、今までずっと決まった業者で白衣を購入している場合でも、通販サイトをチェックすることで、もっと安い値段でより良いサービスを提供してくれる業者を見つけることもできるのです。
食品工場の場合は、大量の白衣を購入しなければならないためコストも馬鹿になりませんが、そのコストを少しでも減らしたいと考えるのであれば、通販サイトの利用を検討してみるのも良いでしょう。一方で、インターネット通販を利用するデメリットとしては、「実物を確認できない」ということが挙げられます。
食品工場で大量の白衣を購入する場合はコストも多くかかるため、実物を確認できないというのはとても不安なことです。しかし、先ほど紹介した白衣専門店の通販であれば、事前にサンプルを送ってもらうことができるところも多いので、実物を直に確認した上で検討することができます。
あるいは、今まで使っていた白衣と同じものを購入したい場合であれば、サンプルを送るサービスがないところでも問題ありませんし、より安い値段のお店を探して注文することも可能でしょう。
インターネット通販で購入することができる食品工場の白衣には、さまざまな種類のものがあります。まず上衣に関しては、コート型やシャツ型がある他、帯電防止機能のあるものが存在します。コート型は、裾が長くなっていて腰回りを覆うことができるのが特徴です。
シャツ型は、裾をパンツに入れることができるタイプであり、体毛の落下防止が必要になる食品工場でよく用いられています。そして、帯電防止機能のある白衣は、ホコリを寄せ付けない性質があるため、エアシャワーでホコリを落としやすくなります。
次にパンツについては、総ゴムのものがよく使われていると言えるでしょう。総ゴムというのは、ウエスト部分がゴムになっているのでベルトを使う必要がないものです。そのため、ベルトに付着した異物などの混入を防ぐことができます。
また、パンツについても上衣と同じように帯電防止機能が付いているものがあり、ホコリの持ち込みを防ぎやすくなります。さらに、帽子に関しては、インナーキャップや八角帽子、フードキャップなどの種類があると言えるでしょう。
インナーキャップは、帽子の下に被るものであり、髪の毛がはみ出さないように装着することで毛髪の落下を防止することができます。八角帽子は、食品工場で使用されるオーソドックスな形のものであり、一般的なものは毛髪の落下防止が期待できませんが、最近では帽子からはみ出した髪の部分を覆うタレ付きのものもあります。
そして、フードキャプは、顔以外の部分を覆うような形状をしたものであり、毛髪の落下防止に大きな効果があるため、現在最もポピュラーなタイプになると言えるでしょう。
食品工場では会社名やロゴが入った白衣を使用することがよくありますが、インターネット通販でそうした加工を同時に依頼する場合は、他に加工料金がかかります。文字を胸部分に刺しゅうする場合は、文字数などによって変わりますが数百円～千数百円程度の加工料金がかかることになるでしょう。
そして、会社のロゴマークを刺しゅうする場合であれば、型代に数千円～2万円程度かかりますし、刺しゅうそのものに数百円～数千円程度かかるのが相場です。ただし、この場合型代がかかるのは初回だけなので、次回からは刺しゅうだけの費用で済ませることができます。
また、加工に関しては、裾上げなどを請け負っているところもありますし、料金としては千円程度かかることになるでしょう。
インターネット通販で食品工場の白衣を注文する流れは、何らかの加工を行う場合、まず業者に見積もりを取ってもらい、それに納得して正式な発注をすると実際の製作が行われるというものになるでしょう。刺しゅうなどの加工には数週間かかることがあるため、どれくらいで商品が届くのかということを事前に確認しておくと良いと言えます。
また、加工を行う際の細かい指定は、業者サイトの専用フォームで入力できることも多いので、ページに表示されている指示に従って入力していくと良いでしょう。一方で、何も加工を行わない場合は、数日で届けてもらうことが可能ですし、早いところだと即日に配達してくれるケースもあります。
いずれにしても通販サイトを選ぶときは、自分が希望している値段や納期、サービスを提供しているかどうかを確認することが重要だと言えます。